小学生がヒモ男を養う話『凛子ちゃんとひもすがら』あらすじと感想【※ネタバレあり】

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「このお金で、私に養われてください」

皆さんこんにちは。

漫画『凛子ちゃんとひもすがら』のあらすじや魅力・感想をまとめました。

・タイトルを見てどんな漫画なのか気になった
・興味はあるけど読もうか迷ってる

このような人はぜひ最後まで読んでください。

ネタバレありとなっております。あらかじめご注意ください。

『凛子ちゃんとひもすがら』は、普通ではない2人の共同生活を描いたヒューマンドラマ漫画です。

こんな人におすすめ

・温かい気持ちになりたい

・テンポの良い物語を読みたい

・先の読めない展開にハラハラしたい

『凛子ちゃんとひもすがら』のあらすじ

小学生の「霜月凛子」はお母さんと2人暮らしでしたが、数日前に何も言わずに50万円という大金を残して母親は家から出ていきます。

以前から家を何日か留守にすることはあり、その都度お金が置いてあるのですが、今回の50万円は今までの比ではありません。

夜の街を探しても見つからず、1人でカップラーメンを食べる凛子。

そして、スーパーへごはんを買いに行きますが、クライメイトに見つかってしまい、こんなことを言われます。

「お前んちのかーちゃん何してんの?」

動揺してしまい、結局スーパーで何も買えず途方に暮れていた時、道端で助けたお兄さんを思い出します。

お兄さんの名前は「春乃」。

春乃は俗に言うヒモ男でした。

そんな春乃に事情を説明してごはんを買ってきてもらい、さらに手料理まで作ってもらいました。

知らない人と2人きりで不安に感じますが、春乃からは凛子が求めていた温かさが感じられたのです。

凛子にとっては優しい言葉をかけてくれる不思議なお兄さん。

そこで、とある提案を持ちかけます。

「50万円あります。このお金で、私に養われて下さい」

嫌がるどころか快く快諾する春乃。

ここから普通ではない2人の仮の生活が始まるのでした。

読んだ後、温かい気持ちになるヒューマンドラマ漫画です。

『凛子ちゃんとひもすがら』の登場人物

登場人物について紹介します。

主要な登場人物は以下の通りです。

・霜月凛子
・春乃

霜月凛子

しっかりしている小学6年生の女の子。

以前はお母さんと2人で暮らしていたが、50万円を置いて家から出ていかれてしまう。

歩道橋で助けたお兄さんの春乃から求めていた温かさを感じ、一緒に過ごすことを提案。

同級生のスミレとは仲が良く、放課後は一緒に遊ぶ。

普通の暮らしがしたいと思っている。

春乃

歩道橋で餓死寸前のところを凛子に助けられた。

女性に養われるヒモとして生計を立てているが、とても器用で料理から掃除まで何でもできる。

空っぽの優しさは、母親との壮絶な過去が関係している。

かなりのイケメン。

『凛子ちゃんとひもすがら』1巻あらすじ【※一部ネタバレ】

50万円を残して、母親に家を出て行かれてしまった凛子。

夜の街で母親を探していると、交差点で倒れていたお兄さん・春乃と出会います。

春乃と一緒にごはんを食べた凛子は、50万円を手に持ち、とある提案を持ちかけました。

「このお金で、私に養われてください。」

春乃は快く快諾し、2人の奇妙で温かい共同生活が始まりました。

そして、穏やかな時間が流れつつあった2人の前に、以前春乃を養っていた「心結」という女性が現れ、現場は修羅場になるのです。

注目ポイント

・見ていてほっこりする凛子と春乃の日常

・子供らしい笑顔が増えていく凛子の表情

・急な修羅場展開

『凛子ちゃんとひもすがら』2巻あらすじ【※一部ネタバレ】

凛子と春乃が一緒に生活をしてから2か月。

カレンダーを見てみると、6月3日にシールが貼ってあります。

その日は凛子の誕生日なのでした。

張り切って準備をしていると、ケーキを買い忘れていたことに気付き、2人で買いに行くことに。

帰ってくると、なんとお母さんが帰ってきた形跡がありました。

2人は急いで近所を探しますが見つかりません。

そして凛子は、お母さんが何も言わずに出て行ったことから、もう家に帰って来る気がないのだと思い、残りのお金を春乃に預けてお別れを切り出します。

その様子を見た春乃は、どこからか大金を持ってきて、凛子にとあるお願いをするのでした。

注目ポイント

・春乃と心結の別れ

・凛子と同級生スミレの友情

・春乃の壮絶な過去

『凛子ちゃんとひもすがら』3巻あらすじ【※一部ネタバレ】

お母さんが帰ってこないと絶望してから、より春乃に執着してしまった凛子。

その目は、今まで春乃がからっぽの優しさで傷つけてきた人の目と同じでした。

そして、お母さんの帰ってきた形跡から、離婚した父親の住所と電話番号が出てきます。

春乃は凛子の父親がどんな人物なのか見極めるために父親の元へ。

しかし、予想もしなかった凛子の父親の性格に、春乃はある決意をします。

注目ポイント

・凛子と父親の関係

・凛子の父親と春乃の対面

・春乃の仕事探し

『凛子ちゃんとひもすがら』4巻あらすじ【※一部ネタバレ】

凛子の家に再び帰ってきたお母さん。

春乃とばったり出会ってしまいます。

何も知らないお母さんは春乃から事情を聞こうとしますが、そこに凛子が帰ってきてしまい、事態は急展開に。

凛子はお母さんではなく春乃と一緒にいることを決意し、春乃へ手紙を残したのでした。

そこには、「今度は私がお母さんを捨てます」

と書かれており、凛子は家出することを決めたのです。

凛子と春乃の2人はどんな決断をするのか、注目の最終話。

注目ポイント

・1話冒頭で凛子は誰を待っていたのか

・お母さんが家を出て行った理由

・想像の余地ありの感動するラスト

『凛子ちゃんとひもすがら』の感想

ここからは凛子ちゃんとひもすがらを読んだ感想です。

普通って何だろうと考えるきっかけになった

「普通って何だろう?」と考えるようになりました。

作中で何度も「普通」と出てきます。

この「普通」は当たり前ですが、育ってきた環境によって違うものです。

世界は広いので、自分の普通よりも恵まれた普通を持っている人がいるかもしれません。

「あの人の普通は私にとっては普通じゃない。すごく羨ましい。なんでこんなに差があるんだろう。」と悲観するかもしれません。

ですが、そんな時こそ自分の普通を大事にして、そして、諦めないで少しずつ求める普通を追い続けたいなと。

人ごとに普通があって、色々な形があるということを考えるようになりました。

2人の生活にほっこりする

凛子と春乃が仲良く平和に過ごす日常にほっこりしました。

最初は、小学生とヒモ男の共同生活という設定に驚いていたのですが、初回からそんな驚きを打ち消してしまうくらい感動します。

春乃と出会う前の凛子は目に光が無く、見ている私も辛くなるくらい絶望していました。

ですが、春乃との生活を通して子供らしい表情を見せるようになるので、それだけでこっちも心が温かくなります。

2人の他愛のないやり取りも微笑ましいので、読んでいて心が救われますし、凛子が一瞬一瞬の幸せを嚙み締めているので、見ていて温かい気持ちになります。

また、凛子だけでなくて春乃の変化も丁寧に描かれていて、お互いが足りないところを補って生活しているんだなとほっこりさせられました。

感情移入する

登場人物の心理描写が丁寧に描かれるので感情移入します。

私は読んでいて、「何でそうなるの?」という疑問が一切湧いてきませんでした。

登場人物たちの過去はどれも暗いものですが、どれも引き込まれます。

『凛子ちゃんとひもすがら』をお得に読むなら

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このように漫画をお得に読むことが出来るので非常におすすめです。

『凛子ちゃんとひもすがら』が読める漫画アプリ

『凛子ちゃんとひもすがら』は、漫画アプリ:マンガほっとでも読めます。

まとめ

今回は『凛子ちゃんとひもすがら』のあらすじや感想を紹介しました。

小学生とヒモの共同生活を描いた物語でしたが、そこには温かさがあります。

温かいストーリーに触れたい時に読みたくなりました。

ラストの結末も感動するものですので、ぜひ手に取って読んで欲しい漫画です。

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