『グリッドマン ユニバース』の「姫」について考察【なぜ賞味期限なのか】

皆さんこんにちは、アイスです。

皆さん『グリッドマン ユニーバス』はもう見ましたか?

『グリッドマン ユニバース』は『SSSS.GRIDMAN』や『 SSSS.DYNAZENON 』を見たことがある人ならば絶対に見るべき映画。見ないと損です。

この記事では『グリッドマン ユニーバス』に登場する姫について「賞味期限」の発言の意味や、なぜ「賞味期限」という言葉を使ったのか考察しています。

人の考えが知りたいという方はぜひ見ていってくださいね。

『グリッド マンユニバース』-姫について考察

姫の行動や「賞味期限」という発言の意味、なぜ「賞味期限」を使ったのかについて、姫の仕草や声優を務めた内田真礼さんが歌う「youthful beautiful」と「ストロボメモリー」の歌詞から、考察していこうと思います。

あくまで妄想なので「こんな考えもあるよね」程度で読んでもらえたらなと思います。

※歌詞については引用しておりません。あらかじめご了承ください。

私は姫の声優が内田真礼さんだと知ってからどうしても、「youthful beautiful」と「ストロボメモリー」は、姫がガウマへの思いを込めた歌なのではないかと思わざるを得ませんでした。

考察:姫とガウマの再開シーンについて

最初、姫とガウマの再開について違和感がありました。

なぜなら、姫が全く驚いていなかったからです。

もっと、ガウマみたいに驚くと思っていたのですが、意外とシラっとしていましたよね。

ですが、この動画を見て納得しました。

「FT channel」さんという方で、いろいろなアニメの小ネタや考察を紹介してくれているチャンネルです。

時間は1:50秒あたりからです。

内容は、女性の小声で「え…嘘…」と呟いているかもしれないというものでした。

確かに確認したところ、「え…嘘…」と聞こえています。

これが姫の声だとすると、姫はガウマに気付いていたわけです。

そうすると、姫の驚きが無かったのも分かります。

そして上記から、姫はガウマの存在に気付いていたと仮定すれば、見て見ぬフリをすることも出来たと考えられます。

そう考えた理由が、『SSSS.GRIDMAN』のエンディング曲で内田真礼さんが歌う「youthful beautiful」の1フレーズにあります。(歌詞を載せられずすみません)

実際映画では、ガウマは姫の顔ではなく、声で気付いていました。

そのため、姫が声を出さなければ、ガウマに気付かれることもなかったはずです。

ですが、ガウマが自分の出店に来た時のみ、声を出して接客をしています。(描写内では)

ということは、ガウマと話したいことや、伝えたいことがあったから声を出した。

そんな風に考えられます。

そして、その伝えたいことが「賞味期限」です。

考察:「賞味期限」という発言の意味

深読みすると、姫はガウマに「いつまでも私にこだわって過去を見るんじゃなくて「未来」を見ないといけない」ということを伝えたく、「賞味期限」という言葉を送ったのかなと思います。

その理由として

①『グリッドマンユニバース』のテーマ
②「ストロボメモリー」の歌詞

この2つがあります。

①『グリッドマンユニバース』のテーマ

『グリッドマンユニバース』のテーマとして「未来」というのがあると考えています。

まず、グリッドマンでは茜と六花の「約束」を。

ダイナゼノンでは蓬と夢芽の「愛」を。

そして、『グリッドマン ユニバース』では登場人物たちの「未来」を描いていると思っています。

もっと言うと、関係性の「賞味期限」を強調していると考えました。

『グリッドマン ユニバース』では裕太と六花の進展が見られましたよね。

告白チャンスを逃し続けてきた裕太は、危うく六花と賞味期限切れの関係になりかけていました。

ですが、その期間はお互いを知る機会だったこともあり、裕太が勇気を振り絞って告白したことで、関係が進展します。

また、蓬と夢芽についても、家で一緒にカニを食べる仲にまで進展させ、2人の関係の賞味期限を揺るがないものにしました。

そして、姫とガウマの関係は賞味期限切れということになりましたが、ガウマが前に進みレックスとして未来を歩んでいけるように。

登場人物たちの関係を進展をさせ、未来を描いています。

また、その様子を賞味期限に例えることも出来ました。

そのことから「賞味期限」という言葉には、過去ばかりを見るのではなく、未来を見て欲しいという意味が込められていると考えました。

②ストロボメモリーの歌詞

「ストロボメモリー」は『 SSSS.DYNAZENON 』のエンディング曲で、こちらも声優の内田真礼さんが歌っております。

ストロボメモリーは蓬と夢芽の関係について歌っているように見えますが、姫のガウマへの思いとも伝わる部分があります。

姫視点で歌詞を見てもらうと分かるのですが、姫がガウマとの思い出を「過去」のものとして見ていることが分かります。

劇中で姫がアドバイスを出来たのも、ガウマとの関係を過去のこととして捉えることが出来ているから。

姫からするとガウマとの関係は過去のことであり、賞味期限切れなのです。

5000年前に死んでしまった時点で、2人の関係はまさしくそこで終わった賞味期限切れの状態です。

ガウマはガウマ隊、そして新世紀中学生のレックスとして新たな人生を。

姫も、売り子として自分の人生を歩んでいました。

「過去ばかり見ていないで「未来」を見ないと。」

そんなことをガウマに説いていましたね。

だからこそ、「賞味期限切れの関係の私(姫)をいつまでも引きずっている様子のガウマを放っておけなかった。」

そのため、3つ目を「賞味期限です」と言った。

そう考えることが出来ます。

考察:そもそもなぜ「賞味期限」と言ったのか

そもそもなんで3つ目が「賞味期限」なのでしょうか。

ここまでの意味合い的に、おそらく3つ目の言葉は「賞味期限」ではなく「未来」だと思われます

私は個人的に、ガウマに前に進んでもらうために「賞味期限」という言葉を使ったのではないかと考えています。

そこで、「未来」を「賞味期限」に置き換えた理由について、まずは姫のペンの持ち方から考えたいと思います。

すみません。飛躍していますし、書いていてかなりこじつけだと思いました。

姫のペンの持ち方

姫は売り子として働いていました。

再会した時、ガウマに頼まれて領収書を書くのですが、そのときのペンの持ち方が握りこぶしで、すべての指を使ってペンを挟んでいるように見えます。

姫が領収書を書いているとき、手の甲が写っているのですが、一般的なペンの持ち方なら手の甲側から親指は見えないはずです。

これらから少し歪な印象を受けました。

また、姫とガウマの再開シーンの前に裕太や蓬たちの学園祭準備シーンが写っているのですが、彼らのペンの持ち方を見てみると、一般的な持ち方です。

気のせいかもしれませんが、けっこう握り方を強調して書いている気がしました。

これが当てはまるとすると、制作側としては姫のペンの持ち方にも注目して欲しかったと解釈することも出来ます。

そして、この過程が正しいとすると、姫が生きていた5000年前にペンは無かったと考えられます。

現代に来てからペンを持つようになりますが、自分でしっくりくるペンの持ち方をしていたことで、歪な持ち方となってしまった。

こんな風に考えることが出来ます。

賞味期限という概念は現代に来て初めて知った

ここから本題です。

同様に、5000年前に賞味期限という概念はあったのでしょうか。

少なくとも賞味期限という言葉はなかったはずで、ペンと同様に、現代に来て初めて知った言葉だと思われます。

そして「賞味期限」は姫自身が、ガウマとの関係を表すのにいい言葉なのだと思ったのでしょう。

そこで、北海道物産展でガウマを見つけた時、「いつまでも私にこだわって過去を見るんじゃなくて「未来」を見ないといけない」ということを伝えるために「賞味期限」という言葉を使った。

このように考えられます。

ただ「未来」だけだと、姫との関係を抱えるガウマに対して姫の思いは届きません。

ですが「賞味期限」と言い換えれば、2人の関係性にピリオドを打てますし、未来に目を向けさせることも出来ます。

姫の様に、人間関係を賞味期限で表す人なんてそうそういません。

ですが、5000年前から来てペンの持ち方を独自の持ち方で持っている姫であれば、独自の解釈で人間関係を賞味期限で表すことにも頷けます。

ペンの部分から派生して考えたのですが、姫自身がガウマに前を向いてもらうために、「未来」ではなく現代で知った言葉である「賞味期限」を使ったのかなと思いました。

まとめ

今回は『グリッドマン ユニバース』に登場する姫について考察をしていきました。

正直、こじつけや妄想が多すぎると思っていながら書いていました。

改めて「こんな考えもあるよね」程度でとどめておいてもらえたら嬉しいです。

そして、『グリッドマン ユニバース』は『SSSS.GRIDMAN』や『 SSSS.DYNAZENON 』を見たことがある人であれば、絶対に見るべき映画です。

まだ、見ていない人はぜひ見てくださいね。

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