この記事を読んでいる方には、「かがみの孤城を見た人の感想を知りたい!原作との違いを知りたい!面白そうなら見てみたい」という悩みがあると思います。
こんな悩みに答えていきます。
最後まで読めば「かがみの孤城の感想や魅力、原作との違い」が分かると思います。
なるべくネタバレなしで紹介します。
前置きメッセージ
今大ヒット公開中の映画「かがみの孤城」をご存知ですか?
私はこの映画をずっと楽しみにしていましたが、用事が立て込んでしまい公開日に行けず、やっと見れたと思ったら年末になっていました。悲しい。
入場特典欲しかった・・・
原作を何回も読んでいたので、映画を見ながら「この子はこんなこと思っているんだよな~」なんて思いながら見ていました。
見に行って本当に良かった作品です。
悩んでいる人や悩んでいた人、いじめを受けている人、いじめをしている人などいろいろな人に読んで欲しいです。
最後の方は泣きそうになります。てか泣きます。
というか、声優の高山みなみさんや梶裕貴さんが声を当てていて驚きました。
劇中でコナン君のお馴染みのセリフが出てきたのでビックリです。
長くなるのでこの辺で割愛します。
あらすじ
学校に居場所がない「こころ」は家に閉じこもっていました。
そんなある日、部屋の鏡が光りだし、鏡の中に入るとそこには「オオカミさま」と呼ばれる少女と6人の中学生がいました。
オオカミさまは1年間の以内に城の中にある鍵を見つけることが出来たなら、願いを一つ叶えてやることを告げます。
戸惑いながらも城の中で過ごす子供たち。この6人が選ばれた意味は。
なぜこの城は存在するのか。オオカミさまの正体とは。たくさんの謎が明かされると、そこには感動のラストが・・・
というお話です。
結論
かがみの孤城を見た感想
- いじめがリアル
- 感動の結末
かがみの孤城の魅力
- ストーリーが良い
- あの頃の気持ちが懐かしくなる
- 自分の居場所は一つじゃないと分かる
映画と原作の違い
- テンポが良い
- 登場人物の掘り下げが少ない
かがみの孤城を見た感想
いじめがリアル
この作品はいじめが一つのテーマとして取り上げられています。
いじめにトラウマを持つ方は非常に多いと思います。
しかし、だからこそ映画館に足を運んで考えて欲しいです。
誰もが必ず一度はいじめを目撃したことはあると思います。または、被害者になったり、加害者だったりしたこともあると思います。
いじめの話をする上で「いじめられた側にも問題がある」なんていう言葉は聞きませんか?
この作品はいじめに至るまでの背景が丁寧に描写されています。
丁寧に書かれているからこそ、「え?そんなことでいじめるの?」なんて思いました。
でも、いじめた本人にとっては大事なことだったんでしょうね。
ただ、いじめをするのに正当な理由はありません。
一人を標的にしていじめるのは間違っています。
この作品を通して、いじめを受けた人の心、居場所がなくなる苦しさを考えて欲しいと思いました。
そして、寄り添う人がいるだけでその人の心は軽くなります。
「寄り添う」という言葉は簡単に聞こえますが、実際は難しいですよね。
リアルに描かれるからこそ、考えさせられました。
感動の結末
最後の結末は本当に何度見ても読んでも感動します。
なぜかがみの孤城は出来たのか、本当に涙なしでは見られないと思います。
終盤にかけて明かされていく謎はワクワクや感動が止まらなかったです。
原作を知っていてもこうなるんですから、初見の人はどうなるんですかね。
また、かがみの孤城の主人公は「こころ」ですが、裏の主人公は「理音」なんじゃないかなーなんて考えました。
あんまり語るとネタバレになるので感想はこれくらいにします。
かがみの孤城の魅力
ストーリーが良い
かがみの孤城はストーリーが良いです。
物語の各所に様々な伏線が隠されていますし、点と点がつながったときは「あーそういう事か!」と納得すると思います。
本当に散りばめ方が上手なので、進撃の巨人みたいな作品を読んでいる気分でした。作品が違いすぎますね(笑)
あの頃の気持ちが懐かしくなる
中学生特有の悩みがリアルに描かれているので、私もその頃の悩みなんかを思い出しました。
周りに溶け込めないと辛いですよね。学校には絶対に行かなきゃいけないという親からの脅迫観念があったことを思い出します。
登校日の朝はおなかが痛くなったり、休んだ時の罪悪感など、共感することが多かったです。
居場所は一つじゃないと分かる
今回の主役は学校になじめない中学生ですが、社会人として働いている方でも刺さると思います。
どの年代になっても人と関わることは避けられませんし、そこで色々な悩みもありますよね。
そんな時にどうするのか、この作品にはそんなヒントがあります。
映画と原作の違い
正直、映画のストーリーは原作に沿って忠実に描かれているので、目立った違いはありません。
しかし、それぞれ映画、小説で一長一短があるので、感じたことを紹介します。
2つあります。
テンポが良い
原作の膨大な情報を2時間に収めてかつ、初めて見た人にも分かりやすいものとなっています。
もちろん映像なので、小説に比べて伏線なんかに気付きやすいのかなと思いました。
結末もきれいに丁寧に描かれているので、そこも注目です。
登場人物の掘り下げが少なかった
映画にするので2時間に収める必要があります。
これはもうしょうがないことだと思うのですが、一つ欲を言うのであれば登場人物の掘り下げをもう少し詳しくやってほしいとは思いました。
ただここは尺的に本当にしょうがない事なので、もっと詳しく知りたいという方は小説を見ることもオススメします。
小説だとそれぞれの人物の掘り下げがあるので、より感情移入しやすいと思います。
まとめ
今回は映画「かがみの孤城」を見た感想や魅力、原作との違いを紹介しました。
この記事を見て少しでもかがみの孤城に興味を持ってくれたり、映画をきっかけに原作も読んでくれたら嬉しいです。
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