【ブルーロック】単行本表紙の鎖や枷について カイザー&ネスを考察「ネタバレありです!」

皆さんこんにちは。

現在、連載中の漫画「ブルーロック」を読んでいますか。

少し前にアニメの第2期やエピソード凪の映画化が発表されましたね。

他のサッカー漫画とは一風変わったテーマで進む「ブルーロック」。

この「ブルーロック」ですが、実は単行本に描かれている表紙の鎖や枷が、キャラクターによって微妙に違うのをご存知でしょうか。

今回はそんな「ブルーロック」の表紙に描かれている鎖や枷について、考察していこうと思います。

ネタバレを含むのであらかじめご了承ください。

また、個人の勝手な妄想です。「こんな解釈も出来るよね~」程度で読んでもらえたら嬉しいです。

考察対象の単行本

今回考察の対象にさせて頂く単行本の巻数は以下になります。

19巻:ミヒャエル・カイザー
20巻:アレクシス・ネス

それでは、いきましょう。

結論

最初に結論です。

  • 19巻:青薔薇をモチーフとしたキャラクターだと強調したかった
  • 20巻:ネスとカイザーの関係性を青薔薇で表現したかった

このように推察しました。

それでは細かく見ていきます。

19巻:ミヒャエル・カイザー

カイザーが表紙の19巻を考察します。

カイザーはドイツ「バスタード・ミュンヘン」のFW、そして新世代世界11傑にも選出されている選手です。

そんな彼の表紙で目立つポイントは2つあります。

  • 透明な枷
  • 青薔薇の刺青

です。

それでは考察したいと思います。

透明な枷

まずは枷についてです。

なぜカイザーの枷は透明なのか、私は青薔薇を強調するためなのかなと考えました。

※最初はブルーロックには縛られないほどの実力を持っているから他とは違って透明だと考えていました。ですが、それだと同等に扱われる冴の枷にも何らかの特徴が見られるはず。しかし、表紙では見られないため、没としました。

青薔薇は枷と丁度重なる具合の位置にあります。

そのため、メタ的なことになりますが、枷が同じように黒だと青薔薇を強調できないため意図的に透明にしたと推察しました。

青薔薇

では、なぜ青薔薇を強調したのか。

次はカイザーと青薔薇の関係について考察します。

まず、考察するにあたって、青薔薇の花言葉に注目して考えました。

青薔薇 (あおばら)とは【ピクシブ百科事典】 (pixiv.net)←花言葉を調べるにあたって、ピクシブ百科事典様を参考にさせて頂きました。

青薔薇の花言葉

花言葉は開発されるまでの間で変化していきました。

もともとは「不可能」「存在しない」などネガティブな言葉が一般的だったようです。

技術力が無く、青薔薇を生み出すことが出来ないと考えられていたため、上記のような花言葉がつけられました。

ですが、研究者の長年のたゆまぬ努力によって、遺伝子組み換えなどの技術を編み出し、ついに青薔薇の開発に成功します。

それからは「神の祝福」「喝采」「夢が叶う」などポジティブな言葉がつけられました。

話が脱線しましたが、カイザーは青薔薇誕生前の花言葉を参考にして作られたのではないかと考えます。

カイザー=青薔薇のモチーフ

まず、カイザーの発言の中で、青薔薇と関係があるであろうセリフが見受けられます。

156話、カイザーの自己紹介で「”不可能”を啓示する存在だ」というセリフ。

また、178話のイタリア戦でも「俺に「不可能」はない」といったセリフがありました。

このように「不可能」という言葉が強調されており、青薔薇の花言葉と一致しています。

さらに、青薔薇が生まれた背景には研究者たちの、たゆまぬ努力によって誕生したというストーリーがあります。

妄想も入ってしまうのですが、このたゆまぬ努力がカイザーの過去を裏付けしているのではないかと考えました。

その裏付けを示唆する描写が169話のカラーページです。

一見、カイザーは王冠などを手に入れたように書かれていますが、近くにあるサッカーボールはボロボロです。

このボロボロのサッカーボールは、たゆまぬの努力によって今の実力を身に付けたことの裏付けだと考えられます。(もちろんこの描写だけで断定できませんし、他にも様々な解釈があると思います)

そして、カイザーと青薔薇誕生の背景照らし合わせると、たゆまぬ努力という点が一致します。

これらから、カイザーは青薔薇をモチーフに生まれた、あるいはその背景を参考にして誕生した可能性があるキャラだと分かります。

よって、19巻の表紙では、カイザーは青薔薇をモチーフにしたキャラクターだということを示唆したかったのかなと考察しました。

20巻:アレクシス・ネス

ネスはカイザーと同じ「バスタード・ミュンヘン」でMFを務めており、カイザーに忠誠を誓っているような態度を取ります。

そんなネスが表紙の20巻で目立つポイントは2つあります。

  • 鎖に青薔薇の茎が絡まっている
  • 青薔薇の数

これらの描写にはどんな意味が含まれているのか考えた結果、カイザーと同じように青薔薇の花言葉が関係しているのではないかと考察しました。

ネスと青薔薇の花言葉

最初に花言葉についてです。

青薔薇の花言葉は前述したように、誕生前と誕生後ではっきりと分かれています。

おそらく、ネスにおいては誕生後の花言葉が使われていると考えました。

青薔薇誕生後の花言葉は「神の祝福」「喝采」「夢が叶うです。

作中のカイザーへの崇拝ぶりを見るに、ネスはカイザーに執着しています。

では、なぜそこまで執着心があるのか。

茎の鎖への絡まり具合=カイザーへの執着と仮定した時、合点がいきます。

ネス目線のカイザー=神とした時、カイザーと共にいることで、ネスは恩恵を受けられると考えられますし、執着する理由も納得できます。

また、カイザーに執着することで自分の夢が叶えられることを示唆しているとも考えられます。

他にもカイザーの発言後、手をパチパチして拍手している描写も見られますので、花言葉の”喝采”にも当てはまる行動をしています

このことから、表紙ではネスとカイザーの関係を、青薔薇を用いて説明していると考えました。

咲いている花の本数

また、青薔薇の咲いている本数にも意味があります。

表紙で確認できる本数は2本

青薔薇が2本の時の花言葉は「世界に2人だけ」という意味となります。

ネスにとってカイザー以外眼中に無いということなのでしょうか。

本数からも、ネスから見たカイザーとの関係が分かります。

このことから、20巻の表紙において、ネスとカイザーの関係性を青薔薇で示しており、執着していることを表しているのではないかと考察しました。

ネスの余談

余談です。

表紙の考察とは全く関係ありませんし、単なるこじつけですが、ネスの作中のセリフで気になる部分がありました。

181話、イングランド戦の「魔術師の出番♪」というセリフです。

その当て字を(マジックアワー)としていました。

「出番」は英語で”ターン”、”タイム”として訳すことが多いですが、なぜ”アワー”なのでしょうか。

マジックアワーは撮影用語で使われていた言葉です。

意味は日没後、薄明り状態の数分間を指します。

簡単に言うと、空がきれいな赤と青のグラデーションになる時間のことです。(ここでは赤と青を取り上げていますが、太陽の角度や時間によって見える色は変わります)

この時間は短く、数十分とされています。

では、マジックアワーとネスがどのように紐づくのか。

マジックアワーは赤と青がグラデーションになる短い時間です。

カイザー…髪色が青

ネス…髪色が赤(厳密には赤紫?)

そして、物語が進むにつれて、カイザーのネスへの扱いがひどくなっています。

そのため、このマジックアワーという言葉を当て字とすることで、2人の関係は早いうちに終わってしまうことを示唆しているのではないか、と推察しました。

かなりこじつけですが、気になったので書きなぐりました。

まとめ

今回は「ブルーロック」の単行本の表紙、19巻と20巻について考察しました。

重ねますが、個人の勝手な妄想です。「こんな解釈もあるよね」程度で読んでもらえたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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