この記事では「Netflixで見られるおすすめアニメ映画6作品」を紹介します。
個人の基準となりますことを、あらかじめご了承ください。
※選んだ基準は映画単体で楽しめること。
それではいきましょう。
Netflixのおすすめアニメ映画6選
さよならの朝に約束の花をかざろう
外見の成長が10代半ばで止まる種族の少女「マキア」と、マキアに拾われた人間の少年「エリアル」の話。
語りたい部分はたくさんありますが、特筆したいのは親子として過ごすマキアとエリアルについてです。
2人の親子として過ごす描写が、逐一丁寧に描かれるので感情移入してしまいます。
ここぞという時に親子で過ごす2人の回想が挟まれるので、込み上げてくる涙が抑えられないはず。
本当に泣きすぎて鼻水すする音とかうるさかったので、ポジティブな意味で「映画館で見なくてよかった」と思いました。
見るときはティッシュ、ハンカチの準備をしてください。
あと作画もとても良かったです。
キャラの描き方に儚さがありながらも温かさがあるので、スッと優しく目に入ってきます。
夏へのトンネル、さよならの出口
欲しいものが手に入る代わりに現実で過ごす時間を失う「ウラシマトンネル」を舞台に、主人公の「塔野カオル」とヒロインの「花城あんず」がひと夏の青春を過ごす超王道ラブロマンスです。
2人の距離が縮まっていく過程が素晴らしく、ガラケーを使ったやり取りや挿入歌も相まって甘酸っぱさが襲ってきます。
また、2人の関係がただの恋愛関係ではない部分もポイントで、お互いが自分の野望を叶えるために利用し合っており、中盤以降の2人はトンネルに入るかどうか悩むと同時に関係性も変化していくので、次の展開にハラハラします。
あと、作画が綺麗で全体通しても気になるところが一切ありません。
特に素敵だと思ったのがウラシマトンネルです。
色彩が美しくミステリアスな空間となっていますが、同時に立ち入ってはいけない摩訶不思議な空間だと感覚的に思わされる絵となっています。
夏に見たくなる甘酸っぱくも爽やかな映画です。
北極百貨店のコンシェルジュさん
動物のお客さんが来店する百貨店で働く新人コンシェルジュ「秋乃」が一人前のコンシェルジュに成長していく日々を描いた映画です。
人間たちが従業員となり、買い物する動物たちに尽くしていきます。
そんな不思議な世界観なのですが、本作は誰もが楽しめる映画だと思っています。
例えば、働いている人なら秋乃の働く姿に元気を貰え、子供なら動物たちが買い物する姿を純粋に楽しめるだろうし、アニメをよく見る大人なら動物が来店する理由を深堀したくなるはず。
映画の尺が70分と短いですが、かわいいに面白い、それのみならず深いテーマ性までもが詰まっているまさに百貨店のような映画なのです。
こちらの記事で面白さについて詳しく紹介しているので、知りたい方は見てみてください。
映画大好きポンポさん
日の目を浴びない青春時代を送った「ジーン」が映画製作をしていく物語です。
本作は、映画製作の舞台裏をテンポよく面白く描いています。
例えば映画の出来を左右する編集作業もそうですが、映画製作に欠かせない金銭部分にも触れているのも本作の面白いポイントです。
創作にかける制作側の情熱と苦労が描かれており、良い映画を製作するには狂気ともいえる執念が必要だと思わされました。
脚本だけをとっても面白いですが、アニメーションも見ているだけで楽しいものとなっており、躍動感ある動きと声優さんの演技力に注目。
良い意味で細かいことを考えなくてよい作品で、大部分が「映画製作」だからこそ話にのめり込めます。
本作は90分で終わるのですが、この「90分」という数字にも魅力が詰まっているので、少しでも興味が湧いたら見て欲しい作品です。
ペンギン・ハイウェイ
小学4年生の男の子「アオヤマ」くんが街に突然現れたペンギンを、歯科助手のお姉さんと一緒に研究していく謎に満ち溢れたSF映画。
まずミステリアスなお姉さんに惹かれますね。
お姉さんはこの映画の肝と言っても過言ではありません。
子供の頃、年上の人と話しているときの、背伸びした心の内を見透かされて自分の幼さが目に見えてくるような感覚を思い出しました。
謎が謎を呼ぶ作品で、見終えた後モヤモヤは晴れず切なさも残るのですが、そのモヤモヤも切なさも心に残しておきたくなるようなお姉さんの優しさと温かさがある映画でした。
見終わってもしばらくはお姉さんのことしか考えられなくなるので、見るときはお姉さんに脳を焼かれないように注意してください。
リズと青い鳥
吹奏楽部に所属する高校生たちの青春を描いた映画。
響け!ユーフォニアムのスピンオフ作品ですが、単体映画として楽しめます。
みんなの人気者「傘木希美」と人見知りで内気な「鎧塚みぞれ」の関係が、音楽によって変化していく様子を描いています。
人間が持つ内面の変化を描き切っており、見た後はどんな気持ちになればよいか分からず、私はこの映画が頭から離れませんでした。
言葉だけではなく「表情、声色、仕草、音楽」にも登場人物の心情が込められており、映像作品だからこそできる魅せ方で五感のすべてを通して心に訴えてきます。
そして、私たちは訴えてくる彼女たちの心情を生身で受け止めるしかなく、見た人全員が違う感想を抱くと言っても過言ではありません。
1回でも見てしまうと襟足を掴まれて、この映画を知らない以前の自分には戻れなくなります。
まとめ
この記事では「Netflixのおすすめアニメ映画6作品」を紹介しました。
見たいと思う作品はありましたか。
ぜひ、チェックしてくださいね。
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