皆さんこんにちは。
この記事では「北極百貨店のコンシェルジュさん」が面白い理由を紹介しています。
見ようか迷っている人、どんな作品なのか知りたい人はぜひ最後まで見てください。
面白い理由が分かります。
なるべくネタバレなしで書いていますが、あらかじめご了承ください。
「北極百貨店のコンシェルジュさん」が面白い理由
ベタベタな王道ストーリー
本作は70分というアニメ映画にしては少し短めですが、内容が圧縮されていて飽きずに見られます。
色々な見方が出来る作品ですが、本作のストーリーは王道!
簡単に言うと、多様な動物が来店する百貨店の見習いコンシェルジュ「秋乃」が、色々なお客様の要望を解決し、一人前のコンシェルジュに成長していくお話です。
一言で言うと「半人前が成長していくお仕事アニメ」
自信が持てず彼女に告白できない男の子、取引先の社長と来ているサラリーマン、お父さんにプレゼントを考えている娘さん、子供のためにプレゼントを選ぶ母親。
そんなお客さんたちを、半人前ながらもコンシェルジュとして笑顔にしていくストーリーライン。
その様子が全体としてコミカルに描かれているので、誰でも楽しめる!
また、新人ということもあってとてもドジが多い…ですが、秋乃から目が離せません。
もちろん失敗がアニメーションだからこそポップに描かれているというのもありますが、目が離せない理由は秋乃のひたむきさに起因していると思います。
失敗してもめげずにお客さんに喜んでもらうために頑張る秋乃。
だからこそ、お客さんに喜んでもらえた時、秋乃と一緒に達成感を体験できるような構成が魅力的です。
ベタな王道展開ですが、だからこそ大人から子供まで誰もが楽しめる作品となっています。
見やすいキャラクターと飽きさせない作り
この作品の登場キャラたちは、優しい印象を与える丸みを帯びたデザインと色合いがあるので親しみがあって見やすいです。
また、アクションシーンなどはないですが温かみのある作画も良いです。
お客さんの接客シーンもかなりオーバーですが、そこにアニメとしての魅力があります。
動き一つ一つがとても丁寧なのですが、同時にかわいらしい効果音も流れていて、見ている側が飽きないような作り込みがされているのです。
かなり遊び心が入っているので楽しくなりますし、せかせか豪快に百貨店内を走り回る姿は駆け抜けるような躍動感があり、見ていて気持ちいいです。
最初から最後までホッと落ち着くようなキャラクターたちと、最後まで飽きさせない表現の工夫が凝らされている作品となっています。
少し奇妙な世界観
実は、ここが本作において最も特徴的な部分!
まず、始まりから何も語られずに動物のお客さんが来店してきます。
この時点で違和感を持つ人は少なくないはず。
見ている側ができる考えはおそらく2通り。
- 動物と人間が共存している世界
- この百貨店には何か特別な事情がある
微ネタバレなのですが、動物が来店してくるのには理由があるのです。
しかも、その理由は背筋が凍りつくと同時に考えさせられるもの。
前半部分からコミカルに描かれているので、設定が明かされてからの作品イメージに落差を感じます。
ただ、世界観は劇中で深くまで語られず、あくまでも解釈は見た人に委ねているようにも思いました。
「なぜ動物が来店するのか」、設定に闇が垣間見える作品なのです。
まとめ
今回は映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」の面白さを紹介しました。
Netflixで見放題をやっているので、契約している方は見てください。
見て損はありません。
ちなみに余談で、実はこの映画にゾウのお客さんがやってくるのですが、その声優は津田健次郎さん。
今まで演じたキャラの中で一層、温かな優しい声をしていました。
津田さんファンも見ておいて損はない作品です。
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