皆さんこんにちは。
漫画「ブルーロック」を読んでいますか。
今回は「ブルーロック」の主人公・潔世一(いさぎよいち)について解説します。
ネタバレありです。
未読の方は注意してください。
潔世一の能力
先に潔世一の能力についてです。
- 空間認識能力・高いサッカーIQ
- 直撃蹴弾(ダイレクトシュート)
- オフ・ザ・ボールの動き出し
- FLOW(フロー)
- メタ・ビジョン(超越視界)
- 主人公感
それでは見ていきましょう。
空間認識能力・高いサッカーIQ
もともと潔世一は「空間認識能力」と「サッカーIO」が高い選手でした。
「空間認識能力」はブルーロックで同じチームだった千切豹馬が、「サッカーIQ」については吉良涼介が言及していましたよね。
潔世一はサッカー選手として特に頭脳的部分の能力が高かったのですが、ブルーロックに来たことでその能力を己の武器として認識することができたということです。
ダイレクトシュート(直撃蹴弾)
潔世一は一次選考で「ダイレクトシュート」を身に付けました。
これは凪誠士郎・御影玲王が率いるチームYとの試合でした。
シュートを打つまでに無駄な動作であるトラップをしていたことで、シュートが阻まれたことを凪誠士郎に指摘されていました。
そして、フィールドの一歩先の未来を誰よりも早く見られる潔世一だからこそ、ディフェンスに追いつく時間を与えないダイレクトシュートを導き出します。
さらにネオ・エゴイストリーグ編のイタリア戦では、左足でダイレクトシュートを決めました。
空間認識能力に優れているからこそできるプレーです。
プレーをしながら常に考える事って難しいのに、その答えを導き出せる潔世一は相当頭がキレますよね。
オフ・ザ・ボールの抜け出し
まず、「オフ・ザ・ボール」とは「ボールを持っていない状態」のことです。
これは二次選考で得た能力です。
二次選考はフィールドが狭く人数も少ないため、1VS1で勝つことが勝利に直結する試験でした。
フィジカルもドリブル能力も足りない潔世一は、どうやって1VS1で相手に勝つか悩んでいましたが、方程式を見つけたのは馬狼照英・成早朝日との試合でした。
相手を観察して、ボールを見る一瞬の背後から死角を突くこと、成早朝日の裏抜けのステップワークを喰うことで「オフ・ザ・ボール」の動きを完成させ、見事馬狼照英に1VS1で勝つことが出来ました。
FLOW(フロー)
「FLOW」とは簡単に解説すると、自分の能力と挑戦する課題の難易度のバランスがとれており、時間も忘れてその挑戦を心から楽しんで没頭している状態を言います。※詳しくは「漫画111話」を読んでください。
漫画では「挑戦的集中」と言われています。
潔世一が「FLOW」への扉を開いたのは三次選考でした。
三次選考は5VS5のチーム戦で、ブルーロック選抜チームとしての適性があるのかを見られる試験内容です。
潔世一は試合でゴールの決定機を読めても、同じチームであるブルーロックトップの糸師凛とトップ2の士道龍聖に単純な身体能力で負けているので、ゴールが奪えませんでした。
そこで、チームメイトの氷織洋から「頭で考えていたら遅い」「その思考、反射でやってみ」とアドバイスを受けます。
つまり、今までの積み重ねを信じて、感覚で動くという事ですね。
その結果、無意識に「感覚で動いて二人を超える」という挑戦となり、絵心甚八の言葉を聞いて「FLOW」への扉を掴みました。
メタ・ビジョン(超越視界)
現在、ネオ・エゴイストリーグ編が単行本でも描かれている最中です。
潔世一はドイツチームの「バスタードミュンヘン」というチームで戦っており、そこで「ミヒャエル・カイザー」と出会います。
カイザーは潔世一と同等の空間認識能力やオフ・ザ・ボールの立ち回りを兼ね備えていながら、身体能力、洞察力が非常に優れたプレイヤーです。
何より、全身のバネを集約させた右スイングから放たれる、足の振りが見えない超速シュート「カイザーインパクト」という必殺シュートを持っています。
そこで潔世一はカイザーを凌駕するために、どうすれば良いのか考え「メタ・ビジョン」(超越視界)を使えるようになりました。
この「メタ・ビジョン」の特徴は眼の使い方にあります。私たちが普段物を認識しているのが「中心視野」で、その外側にあるぼやけた視界を「周辺視野」と言います。
「メタ・ビジョン」とはその周辺視野を使い、フィールド全体の情報をインプットしていくというものです。
つまり、フィールドにいる人の動き全てを認識できる神の視点ということです。
この視点を使い、カイザーと同じ思考回路に並ぶことが出来ました。
今後の「メタ・ビジョン」を使った潔世一の活躍に期待です。
下記の記事でこれから「メタ・ビジョン」を使えそうなキャラを考察しました。
主人公感
潔世一はイングランド戦で選手の「主人公感」に気付きました。
「主人公感」とは自分が最もやりたい物語を信じ抜いて、それを成し遂げようとする思いのことです。
人が最高のパフォーマンスをする上で必要不可欠なメンタルだと197話で明言されています。
潔世一は雪宮剣優や凪誠士郎の言葉からヒントを貰い、選手一人一人の「主人公感」を感じ取ってプレーが出来るようになりました。
同じくイングランド戦で身に付けた「メタ・ビジョン」と共に併用することで、フィールド全体の「主人公感」を感知しています。
198話では凪誠士郎にパスをして世界一のストライカーにするという物語を信じる御影玲王のラストパスを感じ取ってボールを奪ったり、「主人公感」によって集中状態にある凪・玲王のプレーが重なる交差部分を逆算し、奇跡の連携プレーを封殺しています。
また、199話でフィジカルが足らず、自分の「主人公感」が見えていない時、ノエル・ノアという世界最高のストライカーが自分をサポートしてくれるというアツい展開を呼び起こして「主人公感」を取り戻します。
そして「カイザーに勝つ」という挑戦を掲げて己の「主人公感」を信じ、「FLOW」に入りました。
自分が潔世一を止めるという「主人公感」を持ったエゴイストたちを次々とかわしてゴール前でラストパス、最後は雪宮剣優の「ゴールを決めて試練を乗り越える」「ゴールと心中する」という「主人公感」を蘇らせ、ドイツチームを勝利に導きました。
このように敵味方の精神を察知して自分の頭に落とし込み、プレーするということですね。
204話では相手の「主人公感」を潰すことで、パフォーマンスレベルを下げられると明言されています。
ブルーロックとは
日本の高校生300人を集めて最強のフォワードを作り上げるという物語です。一言で表すと「サッカー版デスゲーム」です。
敗れた者は永久に日本代表へのメンバー入りを禁止されてしまいます。
そんな、通称「青い監獄」で無名の高校生プレイヤー 潔世一が世界一のストライカーになるため、試験を突破していく物語となっています。
潔世一の魅力
冷静な分析力と判断力
潔世一は敵味方に構わず、一人一人を冷静に分析することができ、試合に勝つための方程式を編み出します。
己を客観的に捉えることができ、プレーの最中であっても思考を巡らせ、なぜ失敗したのかを考えながら方程式を作り出すことができます。
自分を客観視できるのはメタ認知能力が高い証拠であり、誰でも出来る事じゃないですよね。
すさまじい成長性(適応能力の天才)
第1話ではゴール前でシュートを打てるにも関わらず味方にパスを出し、点には繋がらずチームは負けてしまうという悔しい経験をしました。
しかし、ブルーロックで過ごすにつれて、空間認識能力やダイレクトシュート、FLOWなどを身に付けていき、凪誠士郎や馬狼照英、糸師凛などの強豪選手から認められるほど成長していきます。
第1話の頃と比べると圧倒的に成長しており、実はブルーロックで1番成長したのではないかと思っています。
自分が今出来ることを考えて必死に食らいつき、凌駕するその姿勢に憧れます。
実は天才だった
※ネタバレ注意
実は幼少期から味覚以外の5感が優れていたのです。
この情報は、小説「ブルーロック 戦いの前、僕らは。」(第1弾)で明らかになりました。
この優れた5感がサッカーにおいて戦況予測や空間認識に繋がっています。
日本サッカーに潰されそうな才能がブルーロックで開花したというわけですね。
「ブルーロック」潔世一(いさぎよいち)の能力(メタビジョン)・魅力を解説のまとめ
ブルーロックの主人公「潔世一」の能力や魅力を紹介しました。
今、アニメも放送している人気絶好調のブルーロックですが、今後の展開はどうなるのでしょうか。
心に刺さる名言や思考の哲学が「ブルーロック」にはあるので、サッカーを知らなくても頑張りたい人やトップを目指す人にはオススメのマンガです。
読んだことが無い人は、是非とも読んでみてください。
また、潔世一からはアツい名言が生まれています。ブルーロックの主人公 潔世一(いさぎよいち)のアツい名言を4つ紹介
<参考資料>
ブルーロック (週刊少年マガジン) | 金城宗幸/ノ村優介
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