こんにちは。
この記事では「Nの部屋」から分かるメッセージなどについて、私なりの考察・解釈を紹介しています。
Nの部屋について、人の考察や解釈が知りたいという人は、ぜひ最後までご覧ください。
妄想と拡大解釈であることを前提に楽しんでもらえると嬉しいです。
BWにおけるNの部屋
まずはBWで確認できるNの部屋についてです。
考察するのは以下についてです。
・ふしぎなアメ
・バスケットゴール・電車のおもちゃ・バスケットボール
・電車とレール
・部屋の光
1つずつ見ていきましょう。
部屋で流れるBGM
こちらはオルゴールで奏でられています。
どこも狂うことなく流れている様子はNの世界を表しているようにも思えますし、曲と一緒に映る光景から余計な不気味さ、奇妙さを加速させるものとなっています。
BGMについては、BW2で変化がありますので、そこで詳しく書きます。
ふしぎなアメ
ふしぎなアメとは、与えたポケモンのレベルが上がるというものです。
経験値を稼ぐ必要なく成長することが出来ます。
ポケモンには基礎ポイント(界隈では努力値)と呼ばれる概念があるのですが、ふしぎなアメでは基礎ポイントが上がりません。
基礎ポイントが上がらないことから、ふしぎなアメは外見の成長のみであり、中身の成長にはつながらないというイメージを持つことが出来ます。
外の世界を知らなかったNは、その年齢にはそぐわない純粋さを持っていました。
このことから、外見は大人ですが、中身は幼少期から変わっていないと解釈することが出来ます。
また、Nの出生は不明とされており、ポケモンから生まれたとも言われていました。
ふしぎなアメはポケモンに与えるアイテムです。
よって、ふしぎなアメはNをポケモンだと見立てた皮肉とも捉えることができます。
バスケットゴール・電車のおもちゃ・バスケットボール
バスケットゴールに入る形で電車のおもちゃが投げられていました。
本来、電車のおもちゃをバスケットゴールに入れるなんていう遊び方はなかなかしません。
部屋を見ると、窓などは一切なくラジオのようなものも無いため、外の情報から隔離されていることが分かります。
そのため、N自身が外の世界を知らず、あの部屋に押し込められて育ってきたことを表現しているのではないかなと。
また、その付近に置かれているバスケットボールを調べてみると、つい最近まで遊ばれていた形跡があります。
Nは青年なのでおそらく20代です。
そのような年齢になっても、ずっとあの部屋にいてバスケットボールで遊んでいたと、考えることもできてしまいます。
そういう所から怖さや不気味さ、ゲーチスが施した洗脳教育の狂気さが分かる表現でした。
電車とレール
敷かれたレールの上を電車が走る形で置かれていました。
ですが、レールは障害物に邪魔されて、かつ、途中で途切れており、その間をただ走っているだけです。
まるで行き場のないレールをグルグルと行き来しています。
私は、電車=N、レールをゲーチスが敷いたNの人生だと考えました。
行き場が無い電車=ゲーチスからの支配、洗脳されているという解釈ができますし、部屋全体に押し込められているNの立場を表しているとも感じ取れます。
こちらもBW2において変化がありますので、そちらで詳しく言及します。
部屋の光
次に部屋の光についてです。
BWの場合、部屋全体を照らすように光が当てられています。
この光というのは、Nの世界を示していると解釈することが出来ます。
こちらもBW2で詳しく紹介しますね。
BW2におけるNの部屋
お次にBW2です。
まず、プラズマ団の城に入ると、Nは「キミが何に興味を示すのか、キミがボクを案内するんだ」みたいなことを言います。
私は「この言葉はもしかしたら、開発陣からのメッセージなのかな」と思っています。
理由は「キミが何に興味を示すのか」という言葉です。
「前作をプレイしたキミたちが見た「Nの部屋」は今作ではどうなっているのか興味があるだろ、確かめて欲しい。」
こんなことを言っているのではないかと考えました。
さて、ここからアイテムや設置物についてです。
考察するのは以下の物になります。
・電車とレール
・ゴージャスボール
・部屋の光
1つずつ見ていきましょう。
部屋で流れるBGM
こちらはBWと違い、ところどころリズムに変化を出している不協和音となっており、「故障した・もう壊れた」という感覚を持たされます。
Nからは、部屋に入ったときに「ここは僕の世界だった場所」と発言がありました。
”だった”ということから、Nはこの部屋を、もう自分のいるべき世界ではないと認識していると分かります。
そのため、Nの世界ではなくなったことから、壊れているようなメロディーなのかなと解釈しました。
電車とレール
BWから引き続き、電車とレールがあります。
ただBWと違い、電車がレールから脱線していることが分かります。
先程、電車=N、レール=ゲーチスが敷いたNの人生だと考えました。
つまりこの状態は、ゲーチスの敷いたレールから外れ、Nは自分の道を歩めるようになったことを暗示しているのかなと。
NはBW2において、ゲーチスに反発して主人公たちの力になってくれており、自分の考えで行動するようになっています。
このことから、BWの頃のようなゲーチスの傀儡ではなく、自分の意志で行動できるようになったことを電車とレールで表現していると考えました。
ゴージャスボール
電車とレールの横に置かれていました。
ゴージャスボールは、捕まえたポケモンが懐きやすくなる効果があります。
言ってしまえばこの効果は半ば強制的なもので、捕まってしまったポケモンに拒否権はありません。
このことから、捕まえたポケモンをゴージャスボールに閉じ込めて懐かせるように、Nを部屋に閉じ込めておくことで洗脳していたゲーチスの行動を表現していたのかなと。
部屋の光
部屋の光についてです。
BWでは部屋全体を照らしていましたが、BW2では部屋の出口に光が差しています。
これは、BGMで書いたことと同じように、Nの世界があの部屋ではなく外に向いていることを表現しているのかなと。
自分の力で歩けるようになったNは、あの部屋から出て行き、大きな世界に目を向けるようになった。
その成長を光で表現したのかなと考えました。
まとめ
この記事ではNの部屋について、私なりに考えた解釈・考察を紹介しました。
Nの部屋は、見てきた人たちに戦慄が走るような人間的な怖さがありましたね。
BW、BW2はNの部屋以外にも、闇が垣間見える場面がいくつかありますので、皆さんもぜひプレイして探してみてくださいね。
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