「凛子ちゃんとひもすがら」最終回【4巻のあらすじと感想】ネタバレあり

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この記事では『凛子ちゃんとひもすがら』4巻に収録されている各話のあらすじと感想を紹介しています。

ネタバレありです。まだ見ていない方はご注意ください。

・「凛子ちゃんとひもすがら」4巻(最終回)のあらすじを知りたい
・4巻を読んだ人の感想が知りたい

という人は、ぜひ最後まで見てくださいね。

4巻の各話のあらすじ【一部ネタバレあり】

19話【千代子ちゃんとひもすがら】

春乃は祖母の千代子と過ごしたことを思い出します。

千代子と出会ったのは9年前。

初めて会った日の夜、千代子は春乃に言いました。

「お前のことはアタシが養ってやる」

この一言から、2人の暮らしが始まります。

しかし、その生活も長くは続かず、千代子は病気で入院することに。

春乃に遺産として残りのお金と「お前だけは幸せになりなさい」という言葉を遺し、程なくして亡くなってしまいます。

そんな千代子から託されたお金を見ながら一緒に過ごした日々を思い出していると、凛子の母親が帰って来るのでした。

20話 【さよなら小春日和】

凛子の母親が帰ってきました。

春乃を見てパニックになっている様子。

そこに凛子が帰ってきてしまいます。

母親は、自分の子供と見知らぬ成人男性が一緒に暮らしているという異常な光景を前に警察を呼ぼうとしますが、凛子はそれを阻止。

強い言葉で母親を拒絶し、家から出て行ってしまいます。

凛子を追いかけた春乃は、自分のやってきた行いの責任を感じてしまうのでした。

21話【母の毒】

春乃は凛子の母親と連絡を取り、喫茶店で話すことに。

凛子と出会ってからの経緯を話すのでした。

そして、母親になぜ凛子を置いて出て行ったのか尋ねると、凛子にとって自分の存在は毒だと言い、自分の過去を話します。

そして、今度こそ凛子と一緒に暮らしたいと言うのです。

凛子とも一緒に話すために一度家に戻ると、凛子の姿はなく書き置きの手紙がありました。

そこには「私がお母さんを捨てます」と書かれており、夜8時の駅のホームに来て欲しいと春乃に家出を持ちかけていたのです。

22話【約束の場所】

約束の場所に着いた春乃。

家に帰ろうと凛子を説得しますが聞き入れてもらえず、凛子1人で電車に乗ってしまいました。

凛子の行く当てを考えているとき、以前来たことがある浜辺を思い出し、そこへ向かいます。

浜辺には凛子の姿がありました。

そこで凛子は、全部を捨てて春乃とずっと一緒にいたいという気持ち、それでも全部を捨てられないという気持ちをぶつけます。

春乃は涙を流し、凛子に幸せになってほしいことを伝えます。

そして、2人は一緒に帰るのでした。

23話【永遠の終日】

春乃は家から出て行くことを決意します。

ですが、最後に一日だけ、凛子と過ごすことに。

2人はいつも通りの普通の生活を楽しみます。

そして、お別れの時間がやってきました。

2人の共同生活は終わり、それ以降2人が会うことはなかったのでした。

最終話【凛子ちゃんとひもすがら】

春乃と別れてから12年が経過しました。

凛子は社会人として働いています。

実家に帰るため、久々の帰り道を歩くことに。

あの日、春乃と初めて出会った横断歩道を渡りながら、色々なことを思い出す凛子。

その時、聞き馴染みのある声が聞こえてきます。

振り返ると、その横断歩道の先には、優しく微笑む見覚えのある姿が…

「凛子ちゃんとひもすがら」4巻の感想

本作はネグレクトと言われるような内容が1つのテーマとなっています。

自分に与えられた毒が、巡り巡って大切な人にも毒を与えてしまう「毒の連鎖」を描いていました。

だからこそ、テーマに真正面から向き合って、それぞれが決断をし、幸せを掴むために未来へ踏み出せて良かったです。

また、大人になった凛子が幸せを手に入れていること、春乃の幸せを願えるような素敵な優しさを持った大人になれていて温かい気持ちになりました。

毒の連鎖を断ち切り、優しさの連鎖を紡げるようになった凛子、からっぽの優しさから本当の優しさとは何かを知った春乃、一度は間違えたとはいえ、あの状況から凛子を育て上げたお母さんは本当にすごいと思います。

そして最終話、2人はどんな話をするのか、どんな生活をしていくのか、想像が膨らむ優しい終わり方でした。

「ひもすがら」の意味について

最後まで読んで、「ひもすがらってこんな意味なのかな」という簡単な考察です。

「ひもすがら」という言葉は「終日」と読みます。

意味は「朝から晩まで、一日中」です。

ですが、本作の春乃の行動と重ね合わせると、「ヒモ」+「すがら」としても読むことが出来ると思います。

「ヒモ」はそのまま女の人に養われる男という意味。

そして、「すがら」の意味として、「何かをする途中で、ついでに」というものがあります。

春乃は、凛子のヒモをする中で、凛子とお母さんをつなぐ重要な役割を持ちました。

つまり、凛子の「ヒモ」をするついでに、凛子とお母さんの関係を取り持つひもになった。

こんな春乃の行動と重ねて「ひもすがら」になったのかなという考察でした。

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まとめ

今回は「凛子ちゃんとひもすがら」4巻について、あらすじと感想を紹介しました。

2人が温かい未来を歩めているようで本当に良かった。

本作を読み終えた後、温かい気持ちになるはずです。

もし、読んだことのない人は読むことをおすすめします。

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