『君の名は。』が伝えたいことは?魅力についても紹介

皆さんこんにちは、アイスです。

「君の名は。」田舎の女子高生と都会の男子高校生が入れ替わり、人々を自然災害から救うお話です。

この記事では『君の名は。』が伝えたいことや魅力を紹介していきます。

「こんな考えもあるよね」といった具合で楽しんでいただければと思います。

そして、『君の名は。』の魅力について知ってもらえたら嬉しいです。

『君の名は。』が伝えたいこと

私は『君の名は。』から3つのことが伝わっていきました。

・人同士の結びつき
・決まっている運命の中で何が出来るのか考える
・忘れてしまう怖さ・覚えておこうとする努力

1つずつ見ていきましょう。

人同士の結びつき

『君の名は。』は「人同士が結びつく」ことの重要性を伝えたいのかなと思いました。

本作は自然災害という人にはどうにも出来ない力を前に、三葉と瀧、そして先代の宮水家やてっしーたちが結びつき、奮闘していく様子を描いています。

三葉と瀧は、お互いに何も知らないどこの誰なのか全くわからない、というところから入れ替わりが始まりましたよね。

ですが、2人の強い思いは時間を超えて結びつき、やがて大災害から多くの人を救います。

これは、まさしく人同士の結びつきです。

人と人が結びつくことで、大災害によって起きる結果を変えました。

このことから『君の名は。』は「人同士が結びつくことは大事」ということを伝えたいのではないかと考えました。

決まっている運命の中で何が出来るのか考える

2つ目は「決まっている運命の中で何が出来るのか」考えてほしいのではないかと思いました。

ティアマト彗星が落ちることは1200年前から決まっていました。

実際に1度、三葉たちは彗星によって命を落としてしまいましたよね。

ですが、瀧の行動によって2回目のチャンスを得ます。

どうしても落下してくることは防げないティアマト彗星。

彗星が落ちてくることを防げないのなら、その中で何が出来るのか。

彗星が落ちるという運命が決まっている中、三葉と瀧、てっしーやさやかは最後の最後まで住民を救うため、あがき続けました。

そして、彗星落下から住人を救うことに成功します。

彼らの行動によって、悲しい出来事を変えることが出来ました。

私たち人間には、コントロールできないものがいくつもあります。

そのコントロールできない事態が起ころうとしたとき、三葉たちみたいに強い意志を持って最後まで行動することが出来るのなら。

そんなことを考えさせられます。

このことから、「運命は決まっていても、行動次第でその中身の結果は変えられる」ということを伝えたいのではないかと思いました。

忘れてしまう怖さ・覚えておこうとする努力

3つ目は忘れてしまうことの怖さと覚えておこうと努力することを伝えたいのかなと思いました。

作中では「大事な人、忘れちゃだめな人、忘れたくなかった人」という言葉がでてきます。

瀧と三葉は最終的にお互いのことを忘れてしまいましたよね。

それって実はすごい怖いことではないでしょうか?

ほんの数分前まで覚えていたこと、覚えておかなきゃいけないことだったのに、2人は忘れてしまいました。

これって私達にも言えることだと思います。

数分で記憶から無くなってしまう、ということはなかなかありませんが、時間の経過とともに私たちの記憶は薄れていきます。

それは、どんなに楽しかったことや忘れたくないことでもです。

例えば、自然災害の恐怖や被害、大切な人との思い出など。

心に何か取っ掛かりを感じたまま、記憶は徐々に鮮明さを失ってきます。

このように私たち人間は忘れてしまうのです。

だからこそ、『君の名は。』では忘れてしまうことの怖さ、そして、その記憶を留めておこうと努力することの大切さを伝えたいのかなと思いました。

『君の名は。』の魅力

次は『君の名は。』の魅力についてです。

3つあります。

・挿入歌のタイミングと美しさ
・作画の美しさ
・計算されつくしたストーリー

1つずつ見ていきましょう。

挿入歌のタイミングと美しさ

まず、挿入歌がとても良いのと、歌を流すタイミングが映像とハマりまくりでした。

中盤でRADWIMPSさんの「前前前世」が流れながら、三葉と瀧の日常をコミカルに描いていたのが良かったです。

そして、個人的に好きなのが、RADWIMPSさんの「スパークル」の流れているシーンでした。

間奏のさやかの放送やてっしーの行動、ティアマト彗星の絶望感に心を取り込まれます。

また、最後の最後に三葉が決心した時にスパークルが再び流れるのも良かったです。

このように盛り上がりと同時に、音楽的な美しさを表現しているのが本作の魅力でした。

作画の美しさ

前作の『言の葉の庭』に引き続いて、作画が美しいです。

学校風景や神社、町明かりまで美しい画で表現されていました。

個人的に夜空に青い軌道を描きながら流れていく彗星と、黄昏時を描いた淡い空の幻想的な美しさに心を奪われました。

計算されつくしたストーリー

計算されたストーリーも魅力の1つだと思っています。

一見、時間軸が絡まっていたりするため、複雑だと思うのですが、噛み砕いていくとそのストーリーはとても分かりやすいです。

簡潔に分かりやすく言うのであれば「彗星落下から町の住人を守るため、お互いを知らない男女が時間を超えて入れ替わり、手を差し伸べていく」お話です。

始めて見た時は音楽の美しさや綺麗な映像、最後のシーンに目が行くと思いますが、何度か見ていると作り込まれたストーリー性に気付いていきます。

「これってこういうことだったんだ!」という風に、何度も楽しめるストーリー性が『君の名は。』の魅力となっています。

まとめ

この記事では『君の名は。』が伝えたいことや魅力について私なりに考えたことを紹介しました。

入れ替わりを通してお互いに手を差し伸べながら歩み寄っていく三葉と瀧の青春を描いた映画となっています。

時間軸など、少し難しいテーマも出てきますが、理解していくとそのストーリーの作り込みに驚くはずです。

ぜひ、見てみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました